【高論卓説】対話能力を上げるには 「適度に目を見て、目線を下」で好印象 (1/2ページ)

 身につけたいスキルをパーツ分解しコア(核)スキルを反復演習する「分解スキル反復演習型能力開発プログラム」により、リーダーシップ向上をサポートしていると、コミュニケーション(対話)能力を上げたいという要望に接することが多い。

 これを分解していくと表現力、中でもアイコンタクトのスキルが、コミュニケーション能力に影響していることが分かってきた。アイコンタクトのスキルをさらに分解して、相手を見つめ続ける秒数を見極めていく。相手をひき付ける効果が最も高いアイコンタクトの秒数を体得するのだ。

 実施することは、2人1組になって1分ずつ自己紹介し、自分の紹介を自分のスマートフォンで録画し、自分で視聴することだけだ。視聴する際は、自己紹介の内容や声の良しあしではなく、相手を見つめて、目をそらすまでの間、何秒、相手を見続けて話していたかということを計測していく。

 年間3000人が参加して演習をしているが、1秒から10秒を超える長さまでアイコンタクトの秒数は大きく分かれる。そして、アイコンタクトが長い場合と、短い場合とで、聞き手から見るとどのような印象を持つか、自分のビデオを視聴しながら感じ取る。

 アイコンタクトが長過ぎると、「押し付けられている」「圧迫感がある」「売り込まれそうだ」という感想が多い。逆に短すぎると、「よそよそしい」「真剣さが感じられない」「興味がなさそう」という印象を持つ人が多い。最もひき付けられやすいアイコンタクトの秒数は2秒から3秒だ。2秒から3秒でアイコンタクトを外すと、好印象を持たれる。ただ顔立ちによって、穏やかな面差しの人は、より長いアイコンタクトでも圧迫感を与えることはなく、いわゆる顔の濃い人はより短めの方がよさそうだ。

視線を外すときは、どの方向に外すべき?