インフル拡大、例年より早く 年明け待たず大流行 厚労省が警戒呼びかけ

新型インフルエンザ対策本部会合に臨む安倍晋三首相(右)と加藤勝信厚労相=11月7日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)
新型インフルエンザ対策本部会合に臨む安倍晋三首相(右)と加藤勝信厚労相=11月7日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)【拡大】

 インフルエンザの推定患者数が18~24日の1週間で約38万人となり、例年の同時期より多くなっていることが26日、全国約1万カ所の薬局の情報を集める「薬局サーべイランス」のまとめで分かった。帰省など人の動きが活発となる年末年始は感染が広がりやすく、厚生労働省は警戒を呼びかけている。

 国立感染症研究所(感染研)によると、全国約5千カ所の医療機関からの報告を受けて推定した今期のインフル患者数は11月26日までの1週間で約7万人となり、厚労省は12月1日に全国で流行入りしたと発表した。患者数は増加を続け、12月17日までの1週間は約35万人と推定されている。

 感染研の統計とは別に、日本医師会などが全国1万カ所の薬局のインフル治療薬の処方数から推定するインフル患者数は、24日までの1週間で38万4849人。前週(21万8886人)の1・8倍となり、例年に比べ多い。インフルは例年、1月に流行のピークを迎えるが、今年は12月から大きく流行している。

 厚労省は「感染を広げないため、人ごみではマスクや服の袖で口や鼻を覆うなどのせきエチケットを心がけて」と呼びかけている。