新燃岳、火山活動が活発化 2日連続で地震100回超、警戒レベルは3のまま

 気象庁は16日、昨年10月に噴火した宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳で火山性地震を15、16両日とも100回以上観測するなど、火山活動が活発化していると明らかにした。15日に122回、16日は午前10時までに220回を観測した。1日100回を超えたのは昨年12月2日に201回を観測して以来。

 火口周辺の噴火警戒レベルは3(入山規制)のまま据え置いた。噴石が飛散する可能性があるとして火口から周囲約2キロの範囲に警戒を呼び掛けている。

 16日は午前10時までに火山性微動も2回発生した。観測したのは昨年11月29日以来。15日に白色の噴煙が火口から200メートルまで上がったことも確認したという。