自殺防止の緑のハンカチ 山梨の大学生が発案 「つながりを持てるものに」 

県立大学2年の中込彩乃さんら大学生がアイデアを出し命を守る活動に取り組む団体の協力で作成したハンカチ=県庁(昌林龍一撮影)
県立大学2年の中込彩乃さんら大学生がアイデアを出し命を守る活動に取り組む団体の協力で作成したハンカチ=県庁(昌林龍一撮影)【拡大】

 14団体でつくる「いのちを守る県民運動推進会議」が大学生の協力を得て、自殺防止を訴えるハンカチを5千枚製作した。山交百貨店(甲府市丸の内)や「ファミリーマート」の山梨県内約80店舗で、1枚500円で販売されている。

 県立大の2人と山梨英和大の1人がハンカチの色や図柄を提案。「そばにいるよ」の思いを込め、「With you ハンカチ」と名付けた。

 「心が落ち着く」という淡い緑色で、多くの用途に使えるように50センチ四方の大きめサイズにした。

 県立大2年の中込彩乃さんは「買った人に『それ何?』と友人との話題にしてもらい、『いつでも話を聞くよ』との気持ちを持ってほしい。たくさんの人がつながりを持てるものにしたい」と話した=写真(昌林龍一撮影)。

 県障害福祉課によると、平成19~26年の本県の人口10万人当たりの自殺死亡率は全国ワースト1位。27、28年はワースト5位だった。青木ヶ原樹海などで自殺する県外の人が多いためで、担当者は「売上金は県の自殺対策事業に使い、自殺減少につなげたい」としている。