キトラ古墳壁画「玄武」 20日から一般公開 奈良

キトラ古墳壁画の玄武(文化庁提供)
キトラ古墳壁画の玄武(文化庁提供)【拡大】

 文化庁は18日、キトラ古墳壁画の「玄武(げんぶ)」(7世紀末~8世紀初め)を奈良県明日香村の保存・展示施設「四神(しじん)の館」で報道関係者に公開した。20日から2月18日まで一般公開される。玄武の公開は昨年に続いて2回目。

 蛇と亀が絡み合った構図の玄武は、石室内の北壁に描かれている。サイズは縦15センチ、横19センチ。保存のためはぎ取った後、修復され、一昨年から同館に収蔵されている。

 また、文化庁は同村内で修復中の高松塚古墳壁画についても、国営飛鳥歴史公園館そばの修復施設で20日から26日まで公開する。

 見学は無料で、事前予約制。18日時点でともに空きがあり、文化庁は来館を呼びかけている。当日でも空きがあれば見学できる。

 問い合わせは文化庁の公開事務局で、キトラ古墳壁画が(電)06・6281・3060、高松塚古墳壁画が(電)06・6281・3040。