さまざまな形をしたアロマキャンドル。どこか見覚えのある形だと思いませんか。実はこれは、焼き物を作るときの石膏(せっこう)型で型を取ったものなのです。私たち丸若屋の品で、名前は「firefirefire」。
焼き物の石膏型を生かす
石膏型は、通常摩耗すると捨ててしまうのですが、型そのものはとても美しい。どうにかできないか…と考えていたときに、思いついたのが、これを使ってキャンドルを作ることでした。型もののキャンドルはたくさんありますが、もともと違う用途の型を使って作るのが、面白いのではないかと思ったのです。
とはいえ、キャンドルになりうる型を見つけるのは大変でした。結果たどり着いたのは、徳利や小鉢、湯呑みなどの型。焼き物としての用途を離れても成立する、形そのものの美しさを持っています。
実際に作ってみると、思いがけない面白さを発見しました。焼き物の型は、焼くと収縮するので、大きめに作っています。ですので、この型を使って作ったキャンドルは、身の回りにある徳利や小鉢と比べると、微妙に大きい。サイズ感のずれを楽しんでもらえたらと思います。