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訪日外国人1000万人 忍者PRやロケ誘致、地方活性化に直結 (3/4ページ)

2013.12.12 09:00

 日本文化アピール

 三重県伊賀市の伊賀流忍者博物館を訪れる外国人は、2004年度の約3600人から12年度は1万人を超えた。来場者は、手裏剣を投げ、鎖鎌を振り回す「伊賀忍者特殊軍団阿修羅」の実演ショーを楽しみ、貸衣装で忍者の姿になって、城の石垣で記念写真を撮る。

 外国人増加の理由は、阿修羅の海外PR活動だ。06年以降、台湾、韓国、米国などで公演を実施。今年7月、パリで開催された「ジャパンエキスポ」に出演した際には約4万人が集まった。博物館を運営する伊賀上野観光協会の森本聡志さんは「アニメやゲームを通じ忍者への憧れは強く、世界に通用する」と強調する。

 北海道では、レースやフリルをあしらったロリータファッションで記念撮影するスポットとして、道庁の赤れんが庁舎や小樽運河など異国情緒のある歴史的建物の人気が高まっている。アジアや欧州でも日本の「カワイイ」文化は関心が高く、外国人の姿も増えているという。

 札幌、小樽両市などは推進協議会を設置し、道産食材で作ったスイーツを味わう「お茶会」やファッションショーを開催、集客増を図っている。協議会の担当者は「北海道は食と風景というイメージが強いが、実はサブカルチャーもある。ツアーを組むなど、積極的に外国人観光客獲得に取り組みたい」と意気込む。

3000万人で4.7兆円

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