【湘南の風 古都の波】
北極圏の寒気がぐっと張りだし、アメリカではナイアガラの大瀑布まで凍ってしまったという。沖合に黒潮が流れる鎌倉や江の島はそこまでひどくはないがやっぱり寒い。
新しい1年に何が待ち受けているのか。いまはまだ予想もつかない。とりあえず少々の寒さぐらいは良しとしよう。
しんしんと冷える夜空には光が美しい。江の島の展望灯台シーキャンドルは昨年(2013年)11月30日からライトアップされている。2月2日まで。「この寒さに…」などと言うなかれ。成人の日の13日も展望台から湘南の夜景を楽しもうという人が列を作っていた。
え、40分待ち? 寒さに弱いおじさん層は、ついつい「ひゃあー、たまらんねえ」と悲鳴をあげてしまうが、列に並ぶ人は楽しそうだ。周囲の庭園も美しい光で飾られている。
江ノ電の駅でもらったカラフルなチラシには「関東三大イルミネーション」の文字。栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」、千葉県袖ケ浦市の「東京ドイツ村」、そして「江の島 湘南の宝石」が、夜景観光コンベンション・ビューロー認定の「関東を代表する冬期イルミネーション」に選ばれたのだという。