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春を思い、冬を忘れず (1/4ページ)

2014.2.17 15:45

晴れたかと思うと低く黒い雲が垂れ込め、雲間に沈む夕日が冬のサーファーを照らす=2014年1月26日、神奈川県鎌倉市・材黙座海岸(渡辺照明撮影)

晴れたかと思うと低く黒い雲が垂れ込め、雲間に沈む夕日が冬のサーファーを照らす=2014年1月26日、神奈川県鎌倉市・材黙座海岸(渡辺照明撮影)【拡大】

  • 小雪がちらつく早朝の海で、丹精して育てたワカメを収穫する上ノ山光男さん=2014年2月11日、神奈川県鎌倉市・材木座沖(渡辺照明撮影)
  • 雪の残る砂浜で、春を呼ぶかのようなワカメの緑が映える=2014年2月11日、神奈川県鎌倉市・材木座海岸(渡辺照明撮影)
  • 雪の舞う中を走る江ノ電300系。午後には運転見合わせとなった=2014年2月8日、神奈川県鎌倉市長谷(渡辺照明撮影)
  • 露座の鎌倉大仏にも雪が積もる=2014年2月8日、神奈川県鎌倉市長谷の高徳院(渡辺照明撮影)
  • 神奈川県鎌倉市

 【湘南の風 古都の波】

 海岸に出ると、風が一段と強くなる。温暖なはずの鎌倉でも、今年の冬は例年になく厳しい。

 夕日が沈む海で、それでもサーファーたちは波を待っていた。

 寒いのは当たり前…ではあるけれど、今年は2月に入ってますます風の冷たさが身にしみる。

 首都圏を銀世界に変えた2月8日の大雪では、JR横須賀線が止まって鎌倉は陸の孤島状態になった。短時間だったが断続的な停電があり、心細い思いをした人も多かったようだ。真っ暗な部屋にぽつんと取り残されると、3年前の東日本大震災の後の計画停電の記憶がよみがえる。

 いつもは観光客でにぎわう小町通りに人影がぱったりと途絶え、春先の少し暖かい日でも海岸を散歩する気にはなれない。ついこの間のことなのに、もう忘れかけている。雪の夜の停電で、そのことに改めて気付かされる…。

 あの日から3周年となる3月11日、鶴岡八幡宮では神道、仏教、キリスト教合同の東日本大震災追悼・復興祈願祭が執り行われる。鎌倉で3つの宗教が一緒になり、初めて東日本大震災の犠牲者追悼と被災地の復興を祈願したのは、震災から1カ月後の4月11日だった。会場は今回と同じ鶴岡八幡宮境内である。

寒風に早緑匂うワカメ漁

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