また「暗いところからやってくる」では上演前の舞台上に小学生が立ち、劇中シーンの演技を体験。“演技の種”を少し明かされることで、子供たちを劇世界に引き込む準備を試みる。
また両作品とも家族で見やすいよう低年齢ではチケット価格をリーズナブルにした。上演時間も2時間以内に絞るなど、「高価なチケット代」と「長い上演時間」という、舞台の敷居を高くする2つの課題をクリアした。「暗いところからやってくる」はKAATと世田パブで、子供(KAATは高校生以下、世田谷は4歳~小学生)は1000円、親子ペアなら4000円で観劇できる。「ギガント」は4歳~高校生以下はA席1500円だ。
この夏、気軽に舞台を見られるチャンスを、ぜひ活用してはいかがだろうか。(津川綾子/SANKEI EXPRESS)