米ニューヨーク・マンハッタン区のタイムズ・スクエア【拡大】
追い詰められたタイムズスクエアの「エルモ」たちがついに大同団結を始めた。米メディアが一斉に報じたところによると、夏休みの観光客でにぎわう米ニューヨークのタイムズスクエアを偽物のエルモや「ミッキーマウス」が、観光客と写真を撮ってチップを受け取る権利を主張して大行進。最低限の暮らしを営むためとして連帯組織の立ち上げを宣言し、市当局の取り締まりに対抗する姿勢を打ち出したのだ。「言論の自由」が保障される米国で、着ぐるみの着用を規制できるかが問われている偽エルモ騒動。パフォーマー側が逆襲に出た第2幕の行方やいかに-。
市の取り締まりに対抗
今回の騒動は8月上旬、ニューヨーク市警やタイムズスクエアの商店街などが、偽物キャラクターの規制を強化したことが発端。市警などがタイムズスクエアを訪れる観光客に対して「着ぐるみのキャラクターとの写真撮影は無料です。チップの支払いはあくまでオプションとなります」と書かれた真っ赤な小冊子を配布し、偽キャラたちにチップを支払わないよう呼びかけたのだ。