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【パリの中庭】美しさという存在感 丸若裕俊 (2/3ページ)

2014.10.3 15:00

博古堂(はっこどう)が手がける新ライン“Hakko”のお椀=2014年9月24日、東京都港区(宮川浩和撮影)

博古堂(はっこどう)が手がける新ライン“Hakko”のお椀=2014年9月24日、東京都港区(宮川浩和撮影)【拡大】

  • 首都パリのギャラリー「NAKANIWA」でも博古堂(はっこうどう)のファンが生まれている=2014年5月31日、フランス。(C)Elodie_Laleuf
  • 企画プロデュース会社「丸若屋」代表、丸若裕俊(まるわか・ひろとし)さん=2014年6月30日(本人提供)
  • 神奈川県鎌倉市
  • フランス・首都パリ市街

 品の持つ力

 博古堂の逸品は、その手間暇を惜しまない制作姿勢による希少性と多くのファンの存在により、残念ながら国内においては鎌倉の店舗を含む限られた場所のみでの取り扱いとなっているが、熱心なファンの一人である私が是非にと頼み込み、私たちが店を構えるパリのNAKANIWAでも取り扱いをさせていただいている。パリの人々に新しい美しい体験を提供したいという考えから始めたNAKANIWAにとって、どうしても外せない存在だったのだ。

 海外での漆器の販売は、湿度や生活スタイルの違いによる使用方法の違いまたは価格により難しいといわれているが、美的感度の高いパリの地でも、博古堂の逸品は既にファンを獲得し、定期的に購入されるお客さまがいらっしゃる。

 ファンのお客さまの「吸い込まれるような存在感を手にしたい欲求に勝てなかった」という言葉が印象的で、美しい物の魅力が国境を越え、言語や知識を超えて伝わるのだと喜ばしい思いで聞いた。

伝統の本質、魅力

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