12月といえばクリスマス。子供だけでなく、大人だってなんとなくそわそわする季節だ。ホームパーティーの準備を考えている人も多いだろう。お酒や料理、プレゼントなどはもちろんだが、せっかくだからBGMにだってこだわりたい。ありきたりのクリスマスソングだと物足りないという方のために、今回はヨーロッパから届いたハイセンスなクリスマスアルバムを紹介しよう。
カバー曲も新鮮に
まずは、イタリアの伊達男マリオ・ビオンディの「マリオ・クリスマス」。彼のことは以前も紹介したが、ジャズやソウルに影響を受けたおしゃれなサウンドと、ダンディーでジェントリーなボーカルが魅力。それだけに、クリスマスの華やかな雰囲気にはぴったり合う。本作では、いわゆる定番的な楽曲カバーが多い。しかし、エレガントでゴージャスなアレンジが施されているのでとても新鮮に感じる。とくに、ジャジーに生まれ変わったワム!の「ラスト・クリスマス」や、グルービーなソウルに仕上げたクリス・レアの「ドライヴィング・フォー・クリスマス」、そしてオリジネイターのアース・ウィンド・アンド・ファイアー(EW&F)と共演した「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」などが流れてくれば、パーティーがいっそう盛り上がること間違いなし。会話も楽しく弾むことだろう。