サイトマップ RSS

絶滅まで5頭 密猟・内戦の犠牲 キタシロサイ、米動物園で1頭死ぬ (2/3ページ)

2014.12.17 00:00

米カリフォルニア州サンディエゴ

米カリフォルニア州サンディエゴ【拡大】

 その死によって、現存する個体は同じ動物園にいる40歳のメス「ノラ」のほか、ケニアのオルペジェタ自然保護区にいる41歳のオス「スーダン」、25歳のメス「ナジン」、14歳のメス「ファツ」の3頭、そしてチェコのドゥブール・クラローベ動物園にいる高齢のメス1頭の計5頭になった。オスは1頭だけだ。

 人工授精も失敗

 アンガリフとノラは動物園で何度も繁殖が試みられたが、うまくいかなかった。今年10月には、オルペジェタ自然保護区にいた元気で唯一生殖能力のあった34歳のオスの「スニ」が死亡。自然繁殖による種の保存の希望が断たれたばかりだった。

 自然保護区では残されたオスのスーダンの精子を使い、体外受精によるメス2頭との繁殖を試みたが、今月10日に失敗したことが判明した。

 リーチェス氏によると、「キタシロサイの生殖機能は極めて複雑で、人工授精の方法が確立されていない」という。それでも、死んだアンガリフの精子は冷凍保存されており、自然保護区の若いメス2頭との人工授精を試みるほか、ミナミシロサイとの交配の可能性を探るなど、今後も種の保存のため懸命な努力を続ける。

2000頭から激減

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ