サイトマップ RSS

NY死亡警官葬儀 遠い融和浮き彫り 「同僚」2万5000人参列 市民擁護の市長に背 (1/2ページ)

2014.12.29 00:00

葬儀後に教会から運び出される警官、ラファエル・ラモス氏のひつぎ。全米各地から集結した警官約2万5000人が敬礼で見送った=2014年12月27日、米ニューヨーク・クイーンズ地区(AP)

葬儀後に教会から運び出される警官、ラファエル・ラモス氏のひつぎ。全米各地から集結した警官約2万5000人が敬礼で見送った=2014年12月27日、米ニューヨーク・クイーンズ地区(AP)【拡大】

  • ラファエル・ラモス氏の葬儀に出席した妻のマリッツァ・ラモスさん(中央)と2人の息子たち=2014年12月27日、米ニューヨーク(AP)
  • 米ニューヨーク<5つの区(borough):ブロンクス、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、スタテン島>

 ニューヨーク市で今月20日、黒人の男に射殺された警官、ラファエル・ラモス氏(40)の葬儀が27日、市内の教会で行われた。事件は、黒人住民の間でくすぶる“人種差別”への不満が凶行へと走らせた象徴的な事例といえ、参列したジョー・バイデン副大統領(72)は米国民に“人種の垣根”を乗り越えて団結するよう訴えた。

 葬儀は数百台の白バイがひつぎを先導し、ヘリコプター約10機が上空で旋回するなど、物々しい雰囲気のなか行われた。バイデン副大統領は全米各地から集結した警官約2万5000人を前に「この街は善人を失って深い悲しみに包まれている」と述べるとともに、「この信じ難いほど多様な街はどんな溝にも橋をかけると信じている」と述べ、市民と警察との和解を促した。

 だが、警察に対する市民の抗議活動を支持したニューヨーク市のビル・デブラシオ市長(53)が弔意を表明すると、多くの警官が背を向けて無言の抗議を表明。問題の複雑さをみせつけることにもなった。

「市民からの信頼は刑事制度の前提だ」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ