中国・北京で12日、「2015年世界ポールダンス選手権」の決勝が4大陸・10カ国を代表する50人以上の選手が参加して行われた。大会は、男性部門、女性部門、混合部門の3つのカテゴリーで競われ、選手たちは、体にぴったりフィットした体の線を強調するような衣装に身を包み、柔軟性としなやかさを生かした演技を披露して観客を魅了した。
ポールダンスは、垂直に固定されたステンレス製やチタニウム製のポール(棒)を使い、逆さまや回転などのトリック(技)と呼ばれる技と、ポーズやフロアムーブメントを組み合わせて踊るアクロバットとセクシーさを兼ね備えたダンスだ。マドンナやブリトニー・スピアーズ、ケイト・モスなどセレブの間で大人気となり、日本でも静かなブームとなっている。
ポールダンスというと、ストリップダンサーがセクシーに絡みついて踊るイメージを抱きがちだが、現在では正式なフィットネスのジャンルとして確立され、ダイエットや引き締め効果のあるエクササイズとしても注目される。
ポールダンスは好きな音楽、好きな衣装で自由に個性と自己表現できるダンスでもある。世界的に有名なサーカスを取り入れたパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」でもショーの演目の一つとして披露されており、芸術的なダンスとしての評価を得ている。