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違法薬物「売買したら死刑」 息子が実刑、J・チェンさん苦悩の表明 (1/3ページ)

2015.5.9 00:00

違法薬物撲滅をアピールするため学生たちが作成したゲームアプリの発表イベントに出席し、歓迎されるジャッキー・チェンさん=2015年5月7日、シンガポールの南洋理工大学(ロイター)

違法薬物撲滅をアピールするため学生たちが作成したゲームアプリの発表イベントに出席し、歓迎されるジャッキー・チェンさん=2015年5月7日、シンガポールの南洋理工大学(ロイター)【拡大】

 香港を代表するアクションスター、ジャッキー・チェンさん(61)が7日、シンガポールの違法薬物撲滅大使に任命され、その記者会見で違法薬物絡みの犯罪を一掃するため「死刑を支持する」と表明し、注目を集めている。昨年、一人息子のジェイシーさん(32)が麻薬絡みの犯罪に手を貸し、実刑判決を受けた経験を持つチェンさんは「違法薬物は当人だけでなく家族も傷つける」と訴え、“極刑やむなし”の姿勢をアピールした。違法薬物に絡む死刑執行や死刑制度そのものをめぐる国家間の対立が強まる中、家族の体験を元にしたチェンさんの主張は、違法薬物と死刑をめぐる論議に一石を投じることになった。

 シンガポールの撲滅大使に

 「いくつかの問題から、私は死刑を支持する」「何千人もの子供たちを傷つけるような類の人間は役立たずで、しかるべき罰則を与えるべきだ」

 英BBC放送やロイター通信によると、チェンさんは会見で英語と中国語の両方を駆使し、厳しい表現で違法薬物の売買に対する死刑支持を訴えた。

中国とシンガポール 違法薬物の売買や密輸には死刑

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