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異国情緒漂う「秘密基地」で酒盛り 吉田屋料理店 (1/4ページ)

2015.7.5 12:30

穴子のフリット_生春巻き仕立て(900円)。サニーレタスにライスペーパー、キュウリと大ぶりの穴子のフリットにラッキョウとスイートチリソースをたっぶりのせていただく。甘酸っぱ辛い味わいは日本と東南アジアの食材を結びつける=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

穴子のフリット_生春巻き仕立て(900円)。サニーレタスにライスペーパー、キュウリと大ぶりの穴子のフリットにラッキョウとスイートチリソースをたっぶりのせていただく。甘酸っぱ辛い味わいは日本と東南アジアの食材を結びつける=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • ピータンとゴーヤの玉子チャンプルー(900円)は、卵に卵を合わせる面白い一品。しっかりと油で炒められたゴーヤは苦みがまろやかでピータンの独特の味とマッチする=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 鴨のくん製と水菜のオリエンタルサラダ(1000円)は自家製スモークの鴨とシャキシャキした水菜、パリパリのエビせんべいと異なった食感が楽しめる。京野菜の水菜、鴨肉をエスニックテイストに仕立てた=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • みょうがごはん(450円)は女将の吉田裕子さんが父から受け継いだ料理。ミョウガの爽やかな味は蒸し暑い京の夏に涼を運ぶ=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 台湾で食べたキノコ料理から着想を得た雲南風揚げきのこ(750円)。カラカラになるまで揚げたエリンギやエノキ、シイタケは食感がさきいかのように楽しく変化。塩をぱらりとふりかけていただく=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 古民家を改装した店内は友人宅におじゃましたようなくつろぎ感を与える。小さな坪庭からは日よけのブドウの木が爽やかな風を運ぶ=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 路地奥にある吉田屋料理店だけが時間が止まっているように思えるレトロな外観=2015年6月25日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 吉田屋料理店、女将の吉田裕子さん=2015年6月25日午後、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

 【京都うまいものめぐり】

 ≪路地奥の小さな古民家≫

 京都御所のすぐ南にある吉田屋料理店。路地奥の見過ごしてしまいそうな古民家を使ったお店では、現代とは違った速度でゆったり時が流れている。レトロな扉をガラガラと開けると、女将の吉田裕子さんが花のような明るい笑顔で出迎えてくれる。人に教えたいような内緒にしておきたいような、秘密基地を見つけたような気分。そんな居心地のいい料理店には、友人宅に集い「酒盛り」を楽しめるような、おいしいごはんとお酒がある。

 「旅先で出合った料理を日本人の口に合うよう、家庭で買えるような食材で作るのがコンセプト。日本で再現しようとすると同じ食材は手に入らないことが多いですが、何に置き換えたらさらにおいしくなるかと頭をひねり、レシピを考えるんです」と吉田さん。

 吉田さんの言う通り、異国情緒を感じながらも、ちょっと他にはない味が楽しめる。

生春巻き、大胆アレンジ

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