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「結」の心 日本語の歌で表現 ロシア・モスクワ (3/3ページ)

2015.11.9 14:30

和服に身を包み「ふるさと」を歌うリーザさん(左手前)と子供たち=205年10月31日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)

和服に身を包み「ふるさと」を歌うリーザさん(左手前)と子供たち=205年10月31日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)【拡大】

  • コンサート開演前、水墨画を手にした子供たちが観客を出迎えてくれた=2015年10月31日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • 「動物の謝肉祭」でコミカルな演技を見せる子供たち。指揮をしているのがオレグ・ミトロファノフ氏=2015年11月1日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • 芸術図書館のホールには多くの観客が集まった=2015年10月31日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • ロシア・首都モスクワ

 「結」のテーマについて、ミトロファノフ氏は「何かを共に行うということです。動物の謝肉祭は、音楽も歌も日本のものではありません。しかしその背景には日本の(水墨画の)スライドが流されます。これも“結”の表現なのです」と語った。

 「難しくても楽しい」

 欧州言語と比べ、ロシアで日本語を学ぶ学生は極めて少ない。同じアジアの言語でも、中国語を学ぶ学生の方が多く、2030番学校のような取り組みはまれだ。

 しかし出演した多くの子供たちは「日本語は発音が難しいけれど、楽しい」と口々に感想を述べていた。松尾芭蕉の俳句を朗読してくれたサーシャさん(16)は、文化交流のために訪日した思い出を振り返り、「日本の子供たちとの交流に言葉は要りませんでした。子供たちは身ぶりだけで、私が伝えたいことをすべて理解してくれたのです」と語った。

 言葉が分からなくても、異なる文化や芸術を理解する方法を、どの国の子供たちも知っているようだ。(黒川信雄、写真も/SANKEI EXPRESS

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