数々の暴言で物議を醸しながら、来年11月の米大統領選共和党指名争いで快走を続ける不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)。実は“セントラル・パーク”が、トランプ氏の富の源泉の一つだ、と複数のメディアが伝え、米国内で話題となっている。とはいえ、トランプ氏が所有するのは公園ではなく、「セントラル・パーク」という商標権。企業や団体の商標権保有はあるが、個人所有はトランプ氏だけで、いち早く権利ビジネスに精を出した“先見の明”も、注目を集めているという。
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ニューヨーク(NY)の情報番組専門のテレビ局「NY1」(電子版)やCBSニュース、AP通信などによると、トランプ氏が「セントラル・パーク」の商標権を取得したのは1991年。今でこそ、NYの憩いの場であり、ランドマークとなったが、1873年に開園された後も、パークはさほど注目されなかった。