鶴竜、白鵬に続いて日馬富士をものみ込んだ。大関による3横綱連破は1991(平成3)年初場所で初優勝した霧島(きりしま)の例があり、琴奨菊も同じような勢いを感じさせる。周囲の盛り上がりとは対照的に「日に日に冷静になっている」と言うように、相撲に集中している。
残りは3日。悲願の賜杯獲得へのラストスパートに向け「苦しんだ分、楽しんでやろうと。そういう気持ちでいく。自分自身に勝つしかない」と力を込めた。
一方、八角(はっかく)理事長(元横綱北勝海)は「琴奨菊は横綱戦を終えたこれからの方が重圧はかかる。今までのいろいろな努力で、こういう結果になっている」と話した。(SANKEI EXPRESS)