いつ見ても美しい阪急電車 なぜかたくなに「阪急マルーン」にこだわるのか (1/8ページ)

2015.9.27 17:02

  • 昭和35年に登場した2300系最後の営業運転。鉄道ファンからは「見た目はきれいでまだ走れるように思う」との声も=3月20日、大阪市北区の阪急梅田駅
  • 「阪急顔」の鼻筋にあたる貫通扉の窓が拡大されたリニューアル車両(左)=大阪府摂津市の正雀工場
  • 正雀工場で整備を受ける阪急電車。塗り替えられたばかりの車両はまるで鏡面のようだった=大阪府摂津市
  • 下塗りした後に下地のパテを丁寧に塗り、塗装は中塗り、上塗りと4層構造になっている=大阪府摂津市の阪急電鉄正雀工場
  • 阪急梅田駅のホーム床には高濃度の樹脂ワックスが塗られており、光沢を放っている=大阪市北区
  • 「美しすぎる」阪急電車と高濃度の樹脂ワックスが塗られ光沢を帯びた阪急梅田駅のホーム=大阪市北区


新車同然に整備された阪急電車。周囲の景色が映り込むほどきれいな塗装にみほれてしまう=大阪府摂津市の正雀工場

新車同然に整備された阪急電車。周囲の景色が映り込むほどきれいな塗装にみほれてしまう=大阪府摂津市の正雀工場【拡大】

 議員やアイドルから自衛官や海女さん、銅版画家に至るまで、世に「美しすぎる」と評される人は枚挙にいとまがないが、インターネット上で「美しすぎる」といわれている通勤電車が関西にある。

 あずき色の阪急電車だ。その塗装は常に光沢を帯び、製造から半世紀以上たった古い車両も新車のようにピッカピカ。ホームにいる乗客の姿が写り込むほどだ。全国の鉄道会社が、塗装費用のかからない銀色のステンレス車両の導入を進めている中、阪急電鉄では明治43年から100年以上にわたり、「阪急マルーン」と呼ばれる伝統の色を使ってきた。

 雨が降ろうが、黄砂が降ろうが、汚れ一つなく光沢を放つ阪急電車。なぜ古い車両でも「美しすぎる」のか。阪急電車の“心臓部”ともいえる車両工場を訪ね、塗装に込めた思いを探った。

 「55歳」とは思えぬ美しさ

 「見た目はきれいで、まだ走れるように思うんですが…」

 昭和35年に登場した2300系が最後の営業運転を終えた今年3月20日、阪急梅田駅で最後の姿を見送った神戸市西区の鉄道ファンの少年(15)がつぶやいた。

 55年間にわたって阪急京都線を走り続けてきた最古参の車両だというが、確かにまだ十分現役を務められそうな気がする。

側面の窓はフリーストップ式の1枚窓で、古くささは全く感じない

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