タイ政府の代表団がスウェーデンとベルギーの訪問を終え、タイと欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)の2年以内の成立を目指す方針を表明した。FTA交渉のタイ側の責任者は、インラック首相の経済顧問であるオラーン通商代表が務める。現地紙ネーションなどが伝えた。
タイは関税撤廃品目に酒類や医薬品が含まれることを懸念して世論が反発するなか、昨年12月4日にFTA交渉の推進を閣議決定した。
キティラット副首相兼財務相は、国民の支持を得るためには、経済的利益を国民の健康より優先することはないという政府の約束が必要だとし、「最も大切なのは、この問題について賛成と反対のどちらの立場も理解を共有できるように、FTA交渉の各段階の前後で国民の代表者が懸念を表明できるオープンな状態を政府が維持することだ」と述べた。