保育所で子供たちとふれあう安倍晋三首相(中央)=16日午前10時40分、東京都港区のカンガルーム汐留(代表撮影)【拡大】
安倍晋三首相は16日午前、成長戦略の中核に位置づける子育て支援で、企業環境を視察するため「資生堂」(東京都港区)の事業所を訪れた。
首相は視察後に記者団に対して「待機児童ゼロ、3年間の育休(育児休暇)というのは車の両輪。ニーズはさまざまだと改めて認識した。選択肢をしっかりと提供していくことこそが私たちの役割だ」と述べた。
視察は、夏の参院選を前に、4月に公表した成長戦略の第一弾である子育て支援の強化をアピールするのが狙い。
首相は、育児休暇を取った社員らと意見交換後、同社の保育所を視察。「こんにちは」と子供たちに声をかけてまわり、一緒にフリつきの歌を歌うなど和やかな一幕も。