文部科学省は21日、新型の固体燃料ロケット「イプシロン」1号機が8月22日に打ち上げられることになったと発表した。
イプシロンは2006年に引退したM5ロケットの後継機で、打ち上げ能力当たりの効率を大幅に改善した。商業衛星打ち上げの市場をめぐっては国際的な受注競争で優位に立とうと、各国で新型ロケットの開発費削減を目指す動きが活発化している。
イプシロンの打ち上げは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で行う。1号機には地球を周回しながら金星や火星を観測する衛星を搭載する。
打ち上げ能力は約1.2トンと、液体燃料の国産主力ロケット「H2A」の約6トンには及ばないものの、製造の簡易化やパソコンを使った打ち上げ方法を採用することなどにより、M5ロケットに比べコストパフォーマンスを約3割引き上げることに成功。打ち上げの準備に要する期間も大幅に短縮した。