中国社会科学院工業経済研究所が国内のエコノミスト100人を対象に行った調査結果によると、エコノミストの53%は「今後1年間で物価は上昇する」との見方を示していることが分かった。
また、40%は「現水準を維持する」とみており、「下落する」と予測したのはわずか7%という結果だった。調査に答えたエコノミストのうち、約27%は同研究所の所属で、残りの大半は大学教授となっている。中国国営新華社通信が伝えた。
調査では、中国の今後の短期的な経済情勢に関し、78%が「しばらくは現水準を維持する」と回答、21%が「悪化する」とみており、「好転する」と答えたのはわずか1%にとどまっていた。
また、今後30年の実質国内総生産(GDP)成長率予測では、7割近くが「改革・開放前の30年間よりやや低い6~7%を維持する」、約27%が「3~5%を維持する」と回答。