大阪市の幹部職員に年頭のあいさつを行う橋下徹市長=大阪市役所【拡大】
猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)について、日本維新の会が「自主投票」を決めたことが7日、複数の関係者への取材で分かった。
関係者によると、元知事の石原慎太郎共同代表と橋下徹共同代表(大阪市長)が6日、電話で知事選への対応を協議。これを受けて同党の山田宏都総支部代表が党本部と協議を進め、最終的に松井一郎幹事長(大阪府知事)が了承した。
維新幹部は取材に対し、「首都で独自候補を立てられなかったのは残念だ。石原氏の考えを尊重した形でまとめた」と述べた。
都知事選をめぐっては石原氏が、無所属で7日午後に正式出馬表明する元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)に、個人的立場で支援すると伝えている。
橋下氏は7日朝、田母神氏を維新として支援しない見通しを示した上で、「関与したい人が関与すればいい。維新の会では個人の政治活動は自由」と述べた。