経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週(9日)から40銭高い1リットル当たり167円と、8週連続の値上がりとなった。
元売り大手が、ウクライナ情勢の緊迫化などを背景とした原油コストの上昇分を卸価格に上乗せしやすくする方式を相次いで導入したことが影響した。
武装勢力の攻撃に伴うイラク情勢の悪化で、原油価格は国際的な指標となる米国産標準油種(WTI)や北海ブレントが、シリア問題で高騰した昨年9月上旬以来の高値に上昇。調査を行う石油情報センターは「来週は小幅な値上がりとなるのではないか」とみている。
都道府県別では39都道府県で上昇し、上げ幅は滋賀の2円70銭が最大で、神奈川(1円70銭)、山形(1円50銭)がこれに続いた。5県が横ばいで、3県で値下がりした。
ハイオクは40銭値上がりし177円80銭。軽油も30銭値上がりし145円10銭だった。