中国財政省は15日、中国主導で設立準備が進むアジアインフラ投資銀行(AIIB)に、57カ国の参加が決まったと発表した。日米の主導で67カ国・地域が参加しているアジア開発銀行(ADB)に迫る規模となる。
参加国は14日夜までに50カ国が確定。参加国どうしの相互承認を経て、15日にはスウェーデンなど7カ国が追加された。
一方、参加意向を表明していた香港と台湾は、中国の独断で創設メンバーからの除外が決まり、国際金融機関としての中立性や透明性に疑問符がついた。
AIIBは年内の設立を目指す。中国が最大の出資国となり、初代総裁も出す見通し。創設メンバーによる交渉を経て、出資比率や組織形態、融資基準などを6月末までに固める。運営のための理事会を置く方向で検討する。当初の資本金は500億ドル(約6兆円)で、1000億ドルまで増資する見込みだ。
日米は中国主導の運営が透明性を欠くとの懸念から創設メンバーへの参加を見送っている。