大阪都構想の賛否を問う住民投票を17日に控え、対象となる大阪市内の有権者に世論調査を装った不審な電話が相次いでいることが1日、関係者への取材で分かった。
「賛成なら投票に行かなくてもよい」という趣旨の電話で、大阪市選管にも同様の情報が寄せられており、担当者は「そうした事実はなく、賛成でも反対でも投票を」と注意を呼びかけている。
東淀川区の男性(69)によると、4月27日午前、女性の声による自動音声で自宅に電話があり、「都構想に関するアンケート」として、賛否や支持政党など約10問尋ねられた。
そのうちの一つが「今回、投票に行かない場合は自動的に賛成になるのはご存じですか」という質問だったというが、発信元は不明。