ドイツ、高まる中国依存 AIIB、日米と足並み乱れも…「不参加なら国内製造業から袋だたき」 (2/3ページ)

2015.5.28 06:31

観光スポットとして人気のフラウエン教会。最近、教会前の広場には中国人観光客も増えている=27日、ドイツ・ドレスデン(佐久間修志撮影)

観光スポットとして人気のフラウエン教会。最近、教会前の広場には中国人観光客も増えている=27日、ドイツ・ドレスデン(佐久間修志撮影)【拡大】

 輸出と輸入を合わせた貿易規模でも、中国はフランス、オランダに次ぐ3番目の相手国。好業績に沸く自動車業界では、最大手フォルクスワーゲン(VW)の中国での出荷台数が、14年で約368万台となり、ドイツを含む西欧向け出荷台数をしのいだ。ドイツ政府高官は、「消費市場としても投資市場としても重要な相手」と評する。

 こうした中、ドイツは3月、英国に続いてAIIBの創設メンバー入りへ名乗りを上げた。ドイツ政府は「詳細が決まる前から関与するアプローチ」(高官)と説明するが、外交筋は、「不参加ならば、国内製造業から袋だたきに遭いかねなかった」と解説する。

 米国との関係悪化に対する憂慮は薄い。ドイツ政府はセンサー技術で受注から出荷までの生産プロセスをビッグデータ化し、効率化を図る「インダストリー4.0」の技術を中国市場に売り込みをかける構えで、4月には州政府が中国でシンポジウムを開催した。IT大国・米国はライバルとの位置付けだ。

「中国との関係強化を米国に意識させ、揺さぶりをかける交渉手段」

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