馳浩文部科学相は9日の閣議後会見で、文科省が6月に各国立大学の教員養成系や人文社会科学系の学部の改組を進めるよう求めた通知を出したことについて、「あの文章では32点ぐらいしかあげられない」と述べ、元国語教師だった馳氏ならではの“辛口採点”をつけた。
文系軽視になっていると波紋を広げている今回の通知については「誤解を与えたことは申し訳ないが、内容は撤回しない」とし、今後も趣旨を説明する姿勢を示した。
文科省が出した通知では、教員養成系と人文社会科学系の学部・大学院について、「組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする」と明記。