JA全国大会であいさつをするJA全中の奥野長衛会長(左)。右手前は安倍晋三首相=15日、東京都渋谷区のNHKホール(西村利也撮影)【拡大】
ただ、大会中には安倍首相へのやじが飛んだほか、全国農業会議所の二田孝治会長があいさつで「(合意内容に)決して満足していない」と述べた際に大きな拍手が起こるなど、合意内容に対する農業者のあからさまな不満も示された。
大会後の記者会見で、奥野会長は「10~20年先を考え、どういう(対策)投資をすべきか(政府と)すり合わせたい」と説明。今後、JAとしてもTPPによる影響を精査し対策を検討していく方針を示した。
大会には全国の農協から約2500人が参加。2016年度から3カ年のグループ方針として、「農業者の所得増大」などを目標とした議案が採択された。