しかし米CNN(電子版)は、遠隔操作とは言え、ロボットによる凶悪犯の制圧について「訓練マニュアルもプログラムもない」と指摘。将来、問題が発生した場合の説明責任が果たされるか、といったことにも懸念を示す。
海外でテロリストの爆撃にあたる米軍の無人機(ドローン)が、一般市民も巻き添えにして強い非難を浴びているだけに、警察のロボットによる攻撃に敏感なのかもしれない。
「銃」携行ロボット
そんな米国の先を行くのが、治安維持で当局の強引さが目立つ中国だ。今年4月、重慶市のハイテク製品の見本市で、中国人民解放軍国防大学が開発したパトロールロボット「AnBot」が注目を集めた。
ニュースサイト、中国人民網によると、高さ1・49メートル。重さは78キログラム。映画『スター・ウォーズ』シリーズに出てくるロボット「R2-D2」を縦長にしたようなスタイルだ。