電動キックスケーター急増 シンガポール「通勤用に完璧」 (1/2ページ)

 シンガポールは赤道直下で蒸し暑い気候のためか、自転車をほとんど見かけないなか、電動式のキックスケーターで通勤する人が急増している。都市国家のシンガポールは道路の舗装が行き届いており、走るのは容易で、運転免許は不要。折り畳めば地下鉄やバス、職場に持ち込める便利さが受けている。

 午後6時すぎ、市中心部をゆったりと流れるシンガポール川沿いの遊歩道。会社帰りとみられる人たちが次々と電動キックスケーターで、涼しい顔で走り抜けていく。自転車に乗った人は、1時間で2人だけだった。

 最高時速25キロ。満充電で最長数十キロの距離を走れる。ほぼ全てが中国製だ。シンガポール国内の利用者は1万5000~2万人と推定される。

 「通勤時間がたった7分になった。渋滞が関係ないから、フェラーリより速い。こんな完璧な乗り物はないよ」。投資銀行に勤めるフランス人男性のリチャードさんは笑顔で話す。

 今までは3キロほど離れた自宅からバスで通勤していたが、最近、1100シンガポールドル(約8万2000円)で電動キックスケーターを購入。ラッシュアワーのストレスから解放された。

専門店を経営するチュー・ツェウェイさんによると、電動キックスケーターを…