
会見にのぞむ片上慶一首席交渉官(左)=1日正午ごろ、内閣府【拡大】
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉事務を統括する片上慶一首席交渉官は1日、カナダ・トロントで2、3日行われる首席交渉官会合への出発前に記者会見を開き、「(米国以外の)11カ国が結束して今後のTPPの方向性を打ち出せるよう、日本として議論をリードしたい」と述べた。
発効手法などについては「日本はあらゆる選択肢にオープンだ」とした上で、各国に関し、「それぞれ国内制約があり、その下でさまざまな意見が出てくることを想定している」と述べ、意思統一に向け、丁寧に議論していく考えを示した。