BRICSで対米牽制 保護主義に反対で一致へ 来月、上海で貿易相会合

 【上海=河崎真澄】ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)が8月1~2日に上海市内で開く経済貿易担当相会合で、保護主義的な通商政策への反対や、国境をまたぐ電子商取引(EC)などの拡大で一致する見通しとなった。

 中国国営中央テレビ(CCTV)などが中国商務省の見解として27日までに報じた。貿易相会合ではECに加え、知的財産権の取引自由化に向けた取り組みも話しあう。その中で「保護主義反対」を鮮明に打ち出すことで、トランプ米政権を牽制する狙いがある。

 貿易相会合を経て、BRICSは9月3~5日に福建省アモイ市で首脳会合を開き、習近平国家主席が議長を務める。ここでも保護主義への反対を強調する見込み。秋に開かれる5年に1度の中国共産党大会を控え、習指導部として新興国をまとめあげ、中国が自由貿易の中心的存在を演じるシナリオを描いている。

 アモイ市は習氏が1985年から副市長を務めた都市。習氏が主導している現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」で、アモイを海路と陸路の連結拠点にする計画も進んでいる。

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