ユニクロの柳井正氏らに「アジア変革賞」　米教育・広報機関が発表

　米ニューヨークの教育・広報機関アジア・ソサエティーは８日、アジアを中心に社会の発展に大きく貢献した「アジア・ゲーム・チェンジャー（アジアの変革者）賞」の今年の受賞者に、カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長ら８個人と１団体を選んだと発表した。

　柳井氏の授賞理由は「地域社会に（利益を）還元する世界的な小売業の帝国を築いたこと」としている。同社が国連難民高等弁務官事務所（ＵＮＨＣＲ）と協力して世界の難民に衣服を寄付していることなども評価されたとみられる。

　受賞者には、アフガニスタン出身の女性ラッパー、ソニタ・アリザデさんや、映画「ＬＩＯＮ　ライオン　２５年目のただいま」に出演した俳優デブ・パテルさんも含まれている。発表は４回目で、過去には建築家の坂茂さんらが受賞した。（共同）