年末までに200都市カバー 自転車シェアのモバイク、米ワシントン進出 (1/2ページ)

貴州省でモバイクの自転車に乗るミャオ族の女性(中国新聞社)
貴州省でモバイクの自転車に乗るミャオ族の女性(中国新聞社)【拡大】

 中国の自転車シェアリングサービス「Mobike(モバイク、摩拝単車)」はこのほど、北米市場で初となる米首都ワシントンでのサービスを開始した。米国への進出は世界8カ国目で、国際化を進める上での節目となる新たな進展だ。

 ワシントンDC当局はモバイクの参入を歓迎している。双方は同地域初となる、駐輪ポートを設置しない乗り捨て型自転車シェアサービスの開始に向け、協力して準備を進めてきた。

 同社は、米国で展開される他の自転車シェアと異なり、政府の財政支援を必要としない。革新的な衛星測位システムとIoT(モノのインターネット)技術によって、各車両の位置と状態を正確に把握。ビッグデータを形成し、利用者により利便性の高いサービスを提供する。こうした技術やサービスは都市計画当局や現地企業、その他機関に新たな価値も与えそうだ。

 同社は新たな都市に参入する際、事前にその都市環境について詳細な調査研究を行い、現地政府や交通管理当局と意思疎通を図ることを重視している。理解を深めて緊密に連携し、各種規定に違反しないサービスと運営方法を決定する。それによりイノベーションや環境保護、ハイテク、高品質といった最良のイメージで支持を得てきた。ワシントンの場合、現地の規定により適合するような新たなパーツを導入し、車両を改造している。

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