安倍首相、ASEAN+3などに出席 日比首脳会談では防衛協力を確認

記念撮影を終え笑顔を見せる(左から)韓国の文在寅大統領、安倍首相、フィリピンのドゥテルテ大統領、中国の李克強首相=14日、マニラ(代表撮影・共同)
記念撮影を終え笑顔を見せる(左から)韓国の文在寅大統領、安倍首相、フィリピンのドゥテルテ大統領、中国の李克強首相=14日、マニラ(代表撮影・共同)【拡大】

 【マニラ=田北真樹子】フィリピンの首都マニラを訪問中の安倍晋三首相は14日午前(日本時間同)、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議に出席した。安倍首相は食糧安全保障や質の高い環境インフラの普及などへの協力をアピールする。

 午後にはASEANに日中韓や米豪印などを加えた18カ国による東アジアサミット(EAS)と、日中印、ASEANなど16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に相次いで出席する。このほか、インドのモディ首相、タイのプラユット首相、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とそれぞれ会談する。

 安倍首相は13日夜、フィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、両国の防衛協力を確認した。会談にあわせ両政府の防衛当局者間は、海上自衛隊がフィリピン海軍に貸与していた練習機「TC90」を無償譲渡に変更するための文書を交換した。安倍首相は「防衛協力を進める上で大きな一歩だ」と述べた。

 首相はまた、マニラ首都圏の地下鉄計画に対する約1千億円の円借款を含むインフラ整備支援を伝えた。

 一方、首相はフィリピンでの遺骨収集事業の早期再開に向けてドゥテルテ氏の支援を求めた。ドゥテルテ氏は「国内でも調整を要するのでよく相談しながら進めたい」と応じた。