フィリピン、麻薬戦争に「癒やし」求める声

 フィリピンは、マニラ首都圏のケソン市でロドリゴ・ドゥテルテ大統領が展開する“麻薬戦争”に反対する集会が5日に開かれた。カトリック教会の呼びかけに民間団体などが応じて集会が開かれ、参加者はろうそくをともし、「殺人より癒やしを」と訴えた。

 ドゥテルテ大統領は2016年6月の就任以降、一貫して麻薬撲滅を主張しており、麻薬取引犯罪に関わる容疑者の超法規的殺人など強硬な手段を講じてきた。麻薬戦争による死者は数千人ともされ、国際社会からも批判の声が上がる。

 ただし、国民の間では、同大統領の強硬姿勢に対する支持が根強いようだ。地場市場調査会社ソーシャル・ウェザー・ステーションが10月に実施した世論調査によると、回答者1500人のうち77%が政府の反麻薬キャンペーンに「満足している」と回答し、「不満」とした14%を大幅に上回った。