漁獲枠増減の新規制承認へ 太平洋マグロ会合が開幕

 北太平洋のクロマグロなどの資源管理を話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合が3日、フィリピン・マニラで開幕した。期間は7日までの予定。9月に下部組織の北小委員会で合意された、資源の回復状況に応じて漁獲枠を増減させる新規制の導入が承認される見通しだ。

 9月に韓国・釜山で開かれた北小委員会で、親魚の増加確率が60%を下回れば現在の漁獲枠をさらに減らす一方、75%を超えれば枠の拡大を検討できるとの規制の導入で合意していた。

 承認されれば来年に新たなルールへ移行し、早ければ2019年に枠の増減が始まる。資源の回復が順調な場合、各国に漁獲枠の上積み分をどの程度割り当てるかについては話し合って決める。(共同)