10年債落札0・088% マイナス金利政策下で最高

 財務省は1日、2月に発行する10年物国債の入札を実施し、平均落札利回りが0・088%となった。日銀がマイナス金利政策を始めた2016年2月以降で最高だった。最近の欧米の長期金利上昇が影響し、日本国内の流通市場で10年債の利回りも上昇基調になっていることが反映された。

 今年1月発行分の平均落札利回りは0・078%だった。10年債の平均落札利回りがマイナス圏でなく、プラスだったのは15カ月連続だ。

 1日の入札には8兆8188億円の応募があり、1兆9237億円が落札された。発行日は5日。