東証、前日終値挟む推移 米国株高好感、円高警戒

 14日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は前日終値を挟んで推移した。最近の米国株高を好感する買い注文が入って取引開始直後は上昇したが、円高ドル安の進行を警戒する売りが出て下げに転じる場面もあった。

 午前10時現在は前日終値比5円19銭高の2万1249円87銭。東証株価指数(TOPIX)は3・33ポイント安の1713・45。

 米ダウ工業株30種平均は不安定な値動きが目立つが、終値では13日まで3営業日続伸し、東京市場の支えになった。

 日経平均株価は2月に入り、13日までの8営業日で1800円以上値下がりした。値ごろ感の出た銘柄に買いを入れる動きもあった。

 一方、円相場は1ドル=107円台で推移し、さらに円高に向かう恐れがあると警戒された。業績の伸び悩みを心配し、電機株や自動車株に売りが出た。