ウォルマートがマイクロソフトと提携 AI、IoT活用、アマゾンに対抗

 米小売り大手ウォルマートは17日、米マイクロソフト(MS)と5年間の戦略的提携を結んだと発表した。MSのネットワーク経由でデータを処理するクラウドサービスや人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)を活用し、米ネット通販大手のアマゾン・コムに対抗する。

 ウォルマートは「世界中にいる数百万人の顧客のために、買い物をより早く、より簡単にできるようにする」と説明。ウォルマートの通販サイトの大部分でMSのクラウドサービスを利用し、使い勝手を良くするとした。

 ロイター通信は6月、MSがレジのない店舗に関する技術開発を進めており、ウォルマートと提携する可能性があると伝えていた。一方、アマゾンは1月、自社のクラウドやAI技術を活用した、レジのない店舗を西部ワシントン州シアトルに開店した。(共同)