大阪飛躍へ産官学連携を 関西経済同友会・黒田章裕代表幹事  

講演する黒田章裕関西経済同友会代表幹事=18日午後、大阪市北区(沢野貴信撮影)
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  • 講演する黒田章裕関西経済同友会代表幹事=18日午後、大阪市北区(沢野貴信撮影)
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 関西経済同友会の黒田章裕代表幹事(コクヨ会長)は18日、大阪市内で開かれた関西プレスクラブの会合で「これからの大阪・関西」と題して講演した。黒田氏は、大阪にとって2025年の万博誘致に成功し、市中心部の再開発や大型国際スポーツイベントが続く現状は「大きなチャンス」とし、「大阪の強さ、存在感を世界に伝えることができる機会になる」と強調した。

 黒田氏はこれらのプロジェクトを「大阪の新たなグランドデザインに近づけるためのステップにすべきだ」と指摘。その成功のカギとなるのが「産官学の連携と技術革新の推進。国内外の先進的な事例に学ぶ必要がある」と語った。また、「若い人たちの力を取り込み、共に行動すること」が不可欠だとし、彼らが活躍できる場を用意すべきだと提言した。