25年万博の略称は「大阪・関西万博」に決定

 経済産業省は24日、2025年に大阪で開催する万博の正式名称を「2025年日本国際博覧会」、略称を「大阪・関西万博」と決めた。大阪にとどまらず関西の魅力を世界に訴えるほか、「大阪万博」として広く知られている1970年万博との区別をつけやすくしたという。

 25年万博は博覧会国際事務局(BIE)への提出書類などでの英語表記を「EXPO2025 OSAKA,KANSAI,JAPAN」としているが、日本語での名称は未定だった。

 一方、同省は万博の開催計画を具体化する検討会を25日午後、都内で初開催する。立候補前にテーマを議論した検討会とほぼ同じ各界の有識者27人で構成。テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」や会場構想の実現に向けた課題、人員の輸送計画などを議論する。

 万博の実施主体となる「日本国際博覧会協会」は30日に設立される予定だが、スタッフをそろえた上での本格始動は夏ごろの見込み。政府は詳細な計画を盛り込んだ登録申請を来年5月までにBIEに行う必要があり、経産省は「時間を空費できず、検討会で議論を深めて協会に引き継ぎたい」としている。