9月1日は防災の日です。わが家ではこの時期に、常備している非常食のチェックをしています。いざ、というときに賞味期限切れだったら困りますし、コロナ禍で買い物の回数を控えて、非常食を普段に食べることも増えたので、補充しておく必要があります。
よく見ると、イワシかば焼き缶詰の賞味期限が迫っていました。今晩のおつまみは決まりだな。
「缶詰は蓋を開ければすぐに食べられるのがいいところね。もう一つは、料理に使うと味付けが楽で、手早く作れるの。このかば焼きの甘辛いたれは炒め物にぴったりよ」
江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、こうすすめてくれました。
ゴーヤと卵を組み合わせて、早速作ってみました。イワシかば焼きはあらかじめ、身と缶汁を分けておくのがポイント。薄い半月切りにしたゴーヤを炒め、緑色が鮮やかになったら粗くほぐしたイワシの身を加えます。
味付けは缶汁だけでOK。焦げやすいので火加減に注意しつつ、卵を加えて全体に絡めながら炒め合わせます。あっという間にチャンプルー風の一品が完成しました。
イワシの香ばしい風味が食欲をそそります。かば焼きの甘辛味のたれがゴーヤにマッチして、独特の苦味を和らげています。「しゃっきりとしたゴーヤの食感もたまらないわ」とママ。ひなちゃんはご飯にのっけて、おいしそうに食べています。
魚をおろすのは苦手だけれど、缶詰を使えば毎日でも魚料理が作れそう。買い足しておかなくちゃ。
材料(3人分)
イワシかば焼き缶詰(内容量100グラム)…………………………1缶
ゴーヤ…………………………½本
卵………………………………1個
サラダ油
作り方
(1)イワシかば焼きは身と缶汁を分ける。身は粗くほぐす。
(2)ゴーヤは縦半分に切って種とワタを取り除き、5ミリ厚さの半月切りにする。
(3)卵は割りほぐす。
(4)フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火で熱し、②を炒める。全体に油が回って色が鮮やかになったら①の身を加えてさっと炒め合わせる。
(5)(1)の缶汁を加え、(3)を回し入れて全体に絡めながら炒め合わせる。
(6)器に(5)を盛る。































