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【編集者のおすすめ】『マンガ 黄色い零戦 知られざる〝ゼロ戦〟開発物語』 作者の原体験、色濃く投影

「この本には、零戦への愛、堀越二郎への愛、そして搭乗員への愛がふんだんに詰まっている」

『マンガ 黄色い零戦 知られざる〝ゼロ戦〟開発物語』
『マンガ 黄色い零戦 知られざる〝ゼロ戦〟開発物語』

『永遠の0』の著者・百田尚樹さんは本書にこうコメントを寄せてくれました。

本書の作者である小沢さとるさんは少年時代に零戦を間近で見て育った世代。自由ではない時代に大空を縦横無尽に旋回する零戦は憧れだったそう。一方、空襲などの経験から戦争の恐ろしさや理不尽さを身を持って感じていたそうです。

本作には、その原体験が色濃く投影された市井の人々が数多く登場します。百田さんは、戦禍で懸命に、ひたむきに、そして純粋に生きた人々の姿に「愛」を見いだしたのではないでしょうか。

本書は驚異的な戦闘能力で世界の航空史に爪痕を残した零戦の誕生に携わった開発主査・堀越二郎の栄光と苦悩を描いたノンフィクション漫画です。エンジニアとしてのあるべき姿とのはざまで、もがき苦しむ姿を描いています。

作品に激しい戦闘を活写したシーンはありません。マンガ特有の荒々しい音響効果の類もありません。それは戦争を美化したり、肯定するものではなく、戦争のむなしさや悲しさを感覚として伝えようとしているからです。

今年、千葉県で零戦の機体と搭乗員の遺骨が見つかったと報道されました。開戦から80年。戦後生まれの私たちは改めて、戦争とは何かを考える必要があると思います。本書はそのきっかけになるはずです。

(飛鳥新社書籍編集部 内田威)


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