岸田文雄首相は2日(日本時間同)、英北部グラスゴーでバイデン米大統領と、首相就任後初めて対面で会談した。両首脳は早期に再会し、時間を取った正式な会談を行うことで一致。首相は記者団に年内も含めて早期に訪米したい意向を示した。両首脳は同盟をさらに強化し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け緊密に連携していくと確認した。
地域情勢や気候変動問題でも協力を申し合わせた。中国や北朝鮮への対応が念頭にある。
10月の首相就任後初の外国訪問で、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合出席に合わせて会談した。
米ホワイトハウスは、バイデン氏が日米同盟の重要性を強調すると同時に、地域や地球規模の問題を協議したと発表した。(共同)